竹の利用を促す取組への背景
里山の竹林は、古来より食用筍のほかに箸や物干し竿、笛などの生活用品として広く生活の場に利用され、人の手によって管理されてきた。
近年は、生活用品の大半が化学製品に替わりその利用価値が薄れたため、もともと繁殖力が旺盛な上、管理放棄の竹林が増加し里山の景観や機能の低下など様々な環境被害を招くほどに荒廃の一途を辿り、緊急の対策を要する状況下にある。
そこで、竹害をもたらす竹林を伐採整理し、資源である竹材の多用な活用をはかることは、健全な竹林の管理とともに自然と人間が共生できる豊かな自然環境を保った里山の再生にも繋がる。
(NPO法人設立趣旨書より抜粋)
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竹林の現状
竹利用の減少 | 管理放棄の竹林 | 拡大・侵入 枯死・倒伏 |
里山林の荒廃化 | 里山の機能・景観の低下 環境被害など |
身近な竹害例
繁殖力旺盛のため、里山や農地へ拡大、侵入。 | |
密集し日影湿気地となるため、樹木の生育不良、枯死。 藪蚊の発生源。 |
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倒伏時の道路交通や周辺施設へ弊害。 | |
獣の出没・獣害。 | |
防犯への弊害。 | |
など、居住環境への影響が報告されている。 |
資料
竹林の現状(サイズ:2.06MB) |