竹の利用を促す竹林整備の取組

放置竹林は全国的な課題であるが、私たちが考えている以上に竹害は広がり、里山の荒廃化が進んでいる。
そこで、行政、所有者と森林ボランティア団体(NPO 法人竹取物語)や機械メーカー等とが協働して、竹林整備の重要性や担い手の育成と併せて
大量に発生する竹材の新規有益な活用方法を図り、恒久的な整備活動を推進し、竹林の健全な再生のみならず山村の活性化や新規雇用の確保に
つなげる取組みを行っている。

1.整備作業の効率化(コスト縮減)

  point_002従来の課題
1.人力による重労働(伐採→枝払い→束ね→道路際まで引き出し)
2.処理の負担(利用先が無く林内に放置される)

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  point_002効率化の取組
1.人力作業の省略
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伐採→林内での破砕(竹チップ)

林内で竹を伐採しながら自走式破砕機でチップ化

◆ チップ化の利点
・枝払い、束ねの人力作業の省力
・竹材を“かさ容積”が減容化でき、搬出が容易(低コスト化)
・林内にチップを敷き均し、下草の抑制、景観保全に利用(マルチング材)

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伐採→破砕→袋梱包

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破砕した竹チップ

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有効利用

     2.伐採器具の研究
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手ノコの伐倒

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 機械化

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軽量型チェンソーの伐採

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刈払機などを改良して、伐採や枝払いの軽作業化

2.人材の確保

point_002課題
所有者(生産者)の高齢化
後継者、人材の不足
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point_002取組
新規雇用の創出(雇用対策)
技能講習
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竹林整備方法等の講習会
(官・NPO・近隣住民、新規雇用者)

資料

icon_1r_32 竹林整備方法(サイズ:839KB)